コリーに危険な薬
2014年9月15日UP 
2016年3月30日更新 
更新箇所:薬物全般について
      

                

 コリー(ラフ・コリー&スムース・コリー)は全犬種の中で最も薬剤に弱い犬種ですが、その理由は
 コリーの全体数の70%以上がMDR1遺伝子欠損であるという先天的な犬種的特徴があるからです。

 ●MDR1遺伝子欠損について書かれたワシントン州立大学のサイト(獣医学で進歩的な大学です)
 http://www.vetmed.wsu.edu/depts-VCPL/breeds.aspx

 ●MDR1遺伝子欠損について日本語で書かれた最も分かりやすいサイト(管理人さんはコリーの
 繁殖経験もある女性獣医さん)
 http://homepage3.nifty.com/DEAR-MOSES/DearMoses/note12.html

 ●MDR1遺伝子欠損について日本語で書かれた最も詳しいサイト:Dog Actually
 http://www.dogactually.net/blog/2008/08/mdr1-1-d178.html
 http://www.dogactually.net/blog/2008/08/mdr1-2-61fc.html
 http://www.dogactually.net/blog/2008/08/mdr1-3-bc05.html


        =================================

 コリーに禁忌の薬の一覧表で非常に分かりやすいものが、危険度を4ランクに分類する方法で
 以前、アメリカのミネソタ・コリー・レスキューのサイトに載っていたのですが、現在は、サイト・
 リニューアルに伴い、危険な薬に関しては、ワシントン州立大学にリンクを貼るだけになって
 おります。
 http://www.mwcr.org/


 当犬舎でこのページを作成するにあたり、薬剤名などを検索してみると、コリーの団体やコリーの
 ブリーダーサイトでも多く参照されていた為、↓のサイトの分類方法を基本に据えて分類してみました。

 http://www.laboklin.co.uk/laboklin/showGeneticTest.jsp?testID=8032

 他の参考サイトは↓です。

 http://www.vetmed.wsu.edu/depts-VCPL/drugs.aspx

 http://www.collie-online.com/colley/mdr1/mdr1danger.php

 http://homepage3.nifty.com/DEAR-MOSES/DearMoses/note12.html

 http://www.vetbook.org/wiki/dog/index.php/Ivermectin_and_Multi_Drug_Sensitivity


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危険度Aランク MDR1遺伝子欠損があるコリーの場合には避けるべき薬 

 薬品名  製品(商品)名と発売元  薬が使われる目的と病気  備考
 イベルメクチン
 Ivermectin
製品名:カルドメック(ハートガード) 駆虫薬:フィラリア予防
皮膚病治療:アカラス、疥癬
 
 ドラメクチン
 Doramectine
 発売元:ファイザー
製品名:デクトマックス
駆虫薬
皮膚病治療:アカラス
 
 ロペラミド
 Loperamide
製品名:ロペミン  止痢(下痢止め)薬  
 モキシデクチン
 Moxidectine
 発売元:バイエル
製品名:プロハート  その他
駆虫薬:フィラリア予防
 
 メトロニダゾール
 Metronidazole
製品名:フラジール、メトロジール 駆虫薬:ランブル鞭毛虫 当犬舎で使用経験がありますが、
その時は副作用は出ませんでした。
   
 フルララネル 製品名:ブラベクト錠  日本では2015年5月27日に
販売許可がおりたノミダニ予防の
新薬(チュアブルタイプ)
 アメリカではいくつもの死亡例が出ており
フェイスブックでは投与後すぐに死亡した
4歳のベアデッド・コリーの画像等がシェア
されています。
 スピノサド&
 ミルベマイシン
製品名:パノラミス錠 ノミダニ予防とフィラリア予防を同時に行うタイプの薬

ノミダニ予防とフィラリア予防を同時に行なうタイプの薬は
犬の脳や肝臓や腎臓への負担が大きいので、当犬舎では
お奨めしません。
フィラリア予防薬としては、ミルベマイシンを
単独使用する
ことをお奨めします。


日本の獣医さんはミルベマイシンを危険だと決めつけて
イベルメクチンが入ったフィラリア予防薬を薦める人が
多いですが、ドイツやスイスではミルベマイシンの方が
安全性が高く、イベルメクチンは危険だとして犬の薬
としては認可されていません。
http://www.dogactually.net/blog/2009/05/5-a39d.html

2011年にアメリカで、
Trifexis トライフェクシスという
製品名で発売開始し、アメリカ、カナダ、オーストラリア等で
死亡例多発なのにも関わらず、日本で名前と包装を変え
2014年より発売開始されました。
 トライフェクシス(日本ではパノラミス)
メインブログ:2015年6月27日
フェンベンダゾール
&イベルメクチン
製品名:パナクール・プラス  ノミダニ予防とフィラリア予防を同時に行うタイプの薬

アメリカではジアルジア治療などでパナクールとして
販売されていた時には、さほど薬害の報告はないの
ですが、フィラリア予防を行う為にイベルメクチンを加え、
パナクール・プラスとして販売開始。使用したコリーの
ブリーダー宅で
2015年に4頭のコリーが死亡
しており、フェイスブックで記事がシェアされています。

 日本ではイベルメクチンが入っていない
パナクール・オーラルケアが販売されて
いますが、今後、日本でも製品名を変えて
パナクール・プラスが販売される可能性が
あるので、御注意願います。




危険度Bランク 獣医さんと密に相談し観察しながら使用すべき薬

 薬品名  製品(商品)名と発売元  薬が使われる目的と病気   備考
 ビンブラスチン
 Vinblastine

 製品名:エクザール 
 抗癌剤   
 ビンクリスチン
 Vincristine
製品名:オンコビン  抗癌剤   
  ドキソルビシン
 Doxorubicine
製品名:アドリアシン  抗癌剤   
 パクリタキセル
 Paclitaxel 
製品名:タキソール  抗癌剤   
 ドセタキセル
 Docetaxel
製品名:タキソテール  抗癌剤   
 メトトキレサート
 Methotrexat 
製品名:メソトレキセート  抗癌剤  
 サイクロ(シクロ)スポリンA
 Cyclosporine A
製品名:サンディミュン  免疫抑制剤  
 ジゴキシン
 Digoxine
製品名:ジゴシン  心疾患治療薬  
 メチルジゴキシン
 Methyldigoxine
製品名:ラニラピッド  心疾患治療薬  
 モルフィウム(モルヒネ)
 Morphium( Morphine)
製品名:塩酸モルヒネ  鎮痛剤  
 ベラパミル
 Verapamil
製品名:ワソラン  心疾患治療薬   
 ジルチアゼム
 Diltiazem
製品名:ヘルベッサー  心疾患治療薬  
 キニジン
 Chinidine(Quinidine)
製品名:硫酸キニジン  心疾患治療薬   
 オンダンセトロン
 Ondansetron
製品名:ゾフラン  制吐剤:抗癌剤用制吐剤   
 ドンペリドン
 Domperidon 
製品名:ナウゼリン  制吐剤   
 メトクロプラミド
 Metoclopramide
製品名:プリンぺラン  制吐剤 :膵炎  当犬舎繁殖のコリーで
副作用を起こした子あり。
 スパルフロキサシン
 Sparfloxacin
製品名:スパラ錠  抗生物質   
 グレパフロキ(サ)シン
 Grepafloxacin 
製品名:  抗生物質   
 エリスロマイシン
  Erythromycin
製品名:エリスロシン  抗生物質  
 エバスチン
 Ebastin 
製品名:エバステル  抗ヒスタミン剤  
 デキサメサゾン
 Dexamethason
製品名:デキサルチン軟膏  免疫抑制剤  一般名はエキサメタゾン
 アセプロマジン
  Acepromazine
製品名:アセプロマジン  鎮痛剤、抗痙攣薬  
 酒石酸ブトルファノール
 Butorphanol
製品名:ベトルファール  鎮痛剤  
 エトポシド
 Etoposide
製品名:ラステッド、ペプシド  抗癌剤   
 ミトキサントロン
  Mitoxantrone
製品名:ノバントロン  抗癌剤   
 リファンピシン
 Rifampicin
製品名:リファジン   抗生物質  
  
  
     
       
       



■危険度Cランク 厳密に使用量や使用方法を守らねばならない薬■



 薬品名  製品(商品)名と発売元   薬が使われる目的と病気   備考
 セラメクチン
 Selamectin
製品名:レボリューション 駆虫薬:フィラリア予防
皮膚病治療:疥癬
 
 ミルベマイシン・オキシム
 Milbemycin oxime
製品名:ミルベマイシンA錠
  ミルベマックス(チュアブル)
駆虫薬:フィラリア予防
皮膚病治療:アカラス、疥癬
食べるタイプ(チュアブル)は吸収されず
糞便と共に体外に出るケースがあるので
お奨めしません。
   
   
   
   
   
   
   




■その他、注意が必要な薬■ 

 冒頭でリンクを貼ったLABOKLINのサイトの一覧表には出ていない薬品

  薬品名  製品(商品)名と発売元     薬が使われる目的と病気   備考 
 プレドニゾロン 
 
製品名:プレドニゾロン錠
 プレドニン錠  プレロン錠
 抗炎症剤(ステロイド) 当犬舎繁殖犬でプレロン錠の副作用による
神経症状(蛇行、腰砕けになり自力で立てない)と
極度の貧血(虚空内出血、血便)で命が危なかった
コリーが居ます。ステロイドの使用を中止したら、
貧血も治り、神経症状も出なくなりました。
現在は、元の免疫系の病気も治り、投薬は中止して
おりますが、症状は出ず、非常に元気です。
貧血を起こす前の神経症状が出始めた時の動画
(まっすぐに歩いたり、走ったりできませんでした)
 フェンタニル
 Fentanyl
製品名:  鎮痛剤  1〜2年前に無くなってしまったミネソタ・
コリー・レスキューのページでは4ランク中の
3番目の危険度になっていました。
 アバメクチン

製品名:   1〜2年前に無くなってしまったミネソタ・
コリー・レスキューのページでは4ランク中の
最高の危険度になっていました。
       
 ブトルファノール  麻酔薬   麻酔薬について 非常に詳しく一般人にも
分かりやすい記事です。
 ミダゾラム  麻酔薬   麻酔薬の種類と副作用 
 プロポフォール  麻酔薬   麻酔ってどんなもの?
 イソフルレン  麻酔薬   
   
   


 ■薬物全般について■

  ジェネリック薬品について    http://awc.blog55.fc2.com/blog-entry-2065.html


 
 
 



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