カウンタ設置日:2004年3月8日
  新生児飼育(冬)
  2002年ターシャ胎

 2002年12月25日作成途中でUP
最終書き込み:2003年1月17日
追記:2003年5月24日、2004年3月1日
最終更新日:2005年5月3日


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  コリーのブリーダーによる子犬の誕生直後から生後50日頃までの飼育日誌です。
 新生児の「取り上げ」については、以前に、犬達がよく慣れている友人にビデオ撮影を
 してもらった事はあるのですが、生きるか死ぬかの迅速が第一の「取り上げ」に際し、
 各段階を一つ一つ、構図を考えながら撮影していく事は不可能なのと、まるで魚屋さんが
 魚をさばく時のような、色彩的に気持ちの良い映像ではない為、御紹介は致しません。


  ●2002年11月28日出産の胎(父:AM−CH、母:CANーCH娘ターシャ)の記録です。厳密に言うと、
   新生児以降も含まれますが、一般愛犬家の飼育日誌と区別する為に、「新生児」と表記してみました。

  ●今回は母犬にとって2回目の出産であり、また、頭数も少なく、出生時体重もまずまずで、アルカリ乳も
   出産後数日してから3個の乳房に生じただけですし、特別な医療の必要な弱い子犬もいないので、
   珍しく楽なケースです。

  ●当犬舎は、コリーの子犬の譲渡時期は、生後50〜60日が適当と考えています。譲渡の季節や方法にも
   よりますが、生後40日未満での譲渡は、相手が繁殖者ででもなければ、下手をすれば子犬の生命に
   係わります。当犬舎は、ペットショップや市場へは出さないので、生後40日未満での譲渡はあり得ません。

  ●また、子犬の社会化期を親元で過ごさせた方が良いので、生後70日以降が望ましいと書いてある本も
   ありますが、コリーに関しては、その日齢まで待つ必要はないと思います。
   社会化期について、「日記代替エッセイ」の“社会化期”に詳しく、当犬舎としての考えを書いています。

 
 [追記] 
   2003年3月28日生まれの子犬を生後53日(体重5700g)で飼育初心者の御家庭に譲渡しました。
   生後53日でも子犬のパワーに圧倒されている御様子でしたので、やはり生後60日まで待っていたのでは、
   大型犬の場合、飼主さんが、抱っこするとかの扱い1つにも、てこずってしまうので、初めての方には
   生後50日くらいが最も望ましいなと再認識しました。              2003年5月24日


  ★★御注意★★誤解しないで下さい★★

   このページは素人繁殖を奨励する為に作ったものではありません。繁殖の方向性が見えない
  「○○ちゃんの子供が欲しい」だけの素人繁殖に対する管理人自身の考えは、「お悩み相談Q&A集」の
  NO.32に記述しておりますので御覧下さい。

   私は、コリーを飼い始めてから、繁殖をしようと決心するまでに、5年かかりました。1頭目のコリーは、
  「ショーにも出すが、ペットとしてが第1目的」と言って購入したので、初めから繁殖は考えていませんでした。
  その犬はショーには出しましたが、勝てる犬質の子ではなかったので、翌年、ショーでタイトルが狙える子を
  購入しました。繁殖への興味は持ち続けていましたが、踏み切る決心がつきませんでした。
 
   当時、有名ブリーダーの大きなグループの中でショーに参加していましたが、グループの先輩方に
  「繁殖?できるなら1度やってみれば?そうしたら懲りて2度とやりたくなくなるから。」と言われていたからです。
  それに、自分で子犬の販売をする自信がありませんでした。
 
   ずっと決心がつかずにいましたが、2頭目のコリーがCHを完成し、4歳を越した時、年齢から考えて
  最後のチャンスと判断し、子犬の販売を全てブリーダーに委ねて、そのブリーダー名義で繁殖をする事に
  同意して、出産にチャレンジしました。

   案の定、4歳と言う年齢での初産は、悲惨な結果を生みました。コリーの出生時の平均体重が350gと
  言われていたのに、6頭出産中、2頭死産、1頭仮死状態、ちゃんと動いていた3頭は、130g、150g、180g
  でした。ハツカネズミのようで、取り上げた時には血の気が引く思いでした。
 
   そのグループのブリーダーは、ほとんど出産にはタッチしておらず、グループ内の噂では、へその緒を
  切った事もないのではないかと言われていました。ですから、実際の出産&新生児飼育は、表面には出ない
  何名かの繁殖者(血統証に名前が出ないので、「ブリーダー」と区別して「繁殖者」と書きます)達の手で
  行われており、私も「繁殖者」達の1人になりました。有名作家付きのゴーストライターみたいなものです。

   そして、日本のコリーの最大シェアを誇るそのグループの「繁殖者」達の中で一番の
ベテラン繁殖者
  (おそらく日本で一番多く、コリーのお産を経験していらっしゃるであろう)Kさんに、TELで指導を仰ぐようにと、
  その有名ブリーダーに言われました。
   そのKさんには、3頭全滅するかもしれないと言われましたが、Kさんのアドバイスと、私自身の必死の世話で、
  2頭は生き残り、送り出す時点では標準的なサイズにまで育っていました。(私は、食事する間も眠る間もない
  生活で、出産から1ヶ月で体重が4kg減りましたが。)

   ここで御紹介する「新生児の保温方法」に関しては、おおむね、その時に指導して下さったKさんの方法を
  ベースにしています。そのグループにいて、ひどい目にも会いましたが、経験豊富なKさんにノウハウを教えて
  頂けた事では非常に感謝しております。
   グループを離れ、自分自身の犬舎号で繁殖を始めてから、もうじき4年になります。Kさんの保温方法に
  自分なりの改良を加え、現在のような飼育方法になりました。

   私が、有名ブリーダーのグループで教わった事は、ショードッグの出陳前の手入れ、
耳セットの仕方
  (「耳セット」のページは、その改良バージョンです)、新生児保温です。それ以外の事柄(出産、離乳方法、
  成犬の食餌、運動、訓練、犬舎管理、血統研究、販売、アフターケア等)は全て、自分で考えて実験し、
  工夫しながら行ってきました。

   ここで新生児飼育の方法を御紹介するのは、私自身の今後の繁殖のデータとする為と、ショーや訓練に
  頑張りながら、自分の犬の次世代の改良を夢見て、繁殖にチャレンジする若い世代のブリーダーで、
  身近でアドバイスを受けれない方の参考書とする為です。
  そして、安易に何の勉強も経験もなく繁殖に手を出そうとする人達へ警鐘を鳴らす意味もあります。
  (交配、販売の方が更に大変だと思いますが。)

   新生児飼育に関する参考書は乏しく、年齢的なものに起因するのでしょうが、コリーの関係者で、NET上で
  飼育管理や繁殖のノウハウを伝達する人は少なく、また、他犬種ブリーダーに比べ情報も新しくない場合が
  多いのです。

   せっかく良い種オスに交配して頂き、将来を期待されて生まれてきても、繁殖する人に新生児飼育の
  ノウハウがなければ、いとも簡単に子犬を死なせてしまいます。そうならないように、全身全霊で子育てに
  挑んで下さい。生半可な気持ちでは、コリーの赤ちゃんは育ちません。

   このページが、いったい何人の新米ブリーダーさんのお役に立つのか分かりませんが、「○○ちゃんの
  子供が欲しい」だけの、安易な考えでの「素人繁殖」を踏み止まって頂く要因にでもなれば幸いです。
                                       2002年12月25日  エアウーマン犬舎


 ★今回は、真冬の新生児飼育ですので、真夏の出産とは多少異なります。
  真夏の飼育に関しても、いつか機会があれば、このようなページを作成してみたいと
  思っています。


 11月28日(木)  誕生の数時間後    A:230g、B:320g、C:320g、D:320g

 出生後数時間経つので、毛も乾いています。

 
子犬の 「取り上げ」現場は、ここでは掲載しませんが、
 非常に便利な当犬舎の方法を1つ、御紹介します。
 
 当犬舎では、母犬によるへその緒の咬み切りの失敗に
 よる事故を防ぐ為、人の手によってハサミでへその緒を
 切ります。また、下痢をしやすい「コリー」であるため、
 母犬には胎盤は食べさせないようにしています。

 子犬の産湯の後は、母犬に舐めさせずに、子犬を乾かし
 ますが、その時に、ドライヤーを用います。母犬が舐める
 よりずっと速く、子犬を乾かす事ができますので、妊娠
 頭数の多い大型犬の場合、出産の間隔が短い場合は
 5分という事もあるので、母犬に任せるより、この方が
 良いのです。最も速い処置が、最も安全な処置です。

 また、ドライヤーは保温の効果もあるので、動きが乏しく
 鳴き声の小さいような弱い子犬には、特にお奨めです。
 但し、火傷をさせないように、自分の手に温風を当て
 ながら行わねばなりません。

 仮死状態の子は、膜を破り、へその緒を切り、羊水を
 吸い出したり等の一連の処置をしてから、熱めの産湯に
 くぐらせ、水分をタオルで取った後は、身体をマッサージ
 しながら、声を上げるまで、ドライヤーを当て続けます。

 これ以外にも、保温箱の温度を速く上げたい時にも、
 重宝します。箱の中へ数分間、温風を吹き込ませれば
 すぐに何度か上昇します。





 1999年の2胎のうちの1頭です。母犬に踏まれて
 しまい尾の先端を骨折し、ギブスは不可能なので、
 尾が壊死する前に病院で切除しました。
 フルカラーで可愛い顔のセーブルの♂でしたが、他人に
 販売譲渡はできないので、欲しいとおっしゃる知人宅へ
 里子として引き取ってもらいました。
 成犬になった時には、先端の白い部分がない状態
 でしたが、長毛なので言わなければ気付かれなかった
 そうです。



 もし、へその緒を短く切り過ぎたり、出産時の圧迫で、
 むくみがある等の為、新生児を病院へ連れて行く必要が
 生じた場合は、同乗者がいるならば、懐へ入れて人肌で
 暖めてもらえば良いのですが、ブリーダー自身が運転して
 連れてゆかねばならない時は、小さい靴箱くらいの箱の
 底に貼り付けカイロを貼り、その上にタオルやフリースを
 敷き、子犬を寝かせます。もう1枚のタオルにカイロを
 貼り、貼った側を外にして、子犬の顔を塞がないように
 かけておきます。ふたは完全には閉めず、軽く隙間を
 開けて運びます。カイロは酸素不足だと発熱しないので、
 ある程度空気に触れさせるようにし、貼り付け前によく
 振っておくと発熱が速いです。冬ならば、車の暖房を
 利かせておけばよいですが、暖房を入れられない季節
 だと、箱を保温するしかありませんし、湯たんぽだと、
 安定が悪く準備に手間取るので、カイロにしました。
 カイロは、年中ストックしています。
 新生児ですから、箱の中の温度を28度に維持できねば
 危険です。1人で、何もかも処理しなければならない
 当犬舎のブリーダーが考えた、苦肉の策です。


 4頭の体重は320gが3頭と230gが1頭。
 コリーの赤ちゃんの出生時の平均体重は
 300〜350gくらい。平均頭数は5〜6頭
 でしょう。当犬舎での平均は6頭です。

 新生児飼育で最も気を使うのは保温です。
 赤ちゃん達は授乳時以外は温度を28度に
 保った保温箱へ入れておきます。
 生後40日で完全に断乳するまで、母子は
 授乳時以外、完璧に分けます。
 母犬が立ち上がった拍子に踏まれるのと
 熟睡している間に、下敷きになり圧迫死
 するのを防ぐ為と、コリーに多発する
 アルカリ乳を勝手に飲ませない為です。

 アルカリ乳を飲ませ続けると、赤ちゃんは
 育ちはしますが、やがてパタパタと死んで
 ゆきます。出産直後は大丈夫だったのが
 日が経つにつれて、乳房が1つ、また1つと
 アルカリに変化してゆく場合があります。

 出産後は、毎日のようにフェノールレッド
 試験紙でアルカリ乳かどうかを調べます。
 試験紙がオレンジがかった色になると
 飲ますのを止めねばなりません。

 出生直後の授乳の間隔は2時間です。
 その都度、母犬に抱かせて、事故が起き
 ないように、傍で監視します。来客のある
 日中ほど用心が要ります。

 子育て中は、コリーの防衛本能と神経の
 繊細さが裏目に出てしまうのです。
 来客の気配や他犬の騒ぐ声を気にして
 とっさに立ち上がった母犬に踏まれると
 子犬には取り返しのつかない大きな
 ダメージになります。

 ですから、授乳の間中、傍に付いていて
 やれない人にはコリーの繁殖は無理です。
 共稼ぎの御家庭や、手のかかる幼児の
 いる御家庭でできる事ではありません。

 当犬舎では、出産の最中に陣痛促進の為
 お乳にあてていた子犬が、来客の気配で
 立ち上がった母犬に尾を踏まれて骨折し、
 尾の先端を切除しなければならなくなった
 事があります。
 私は生まれた子犬の処置にかかっていて、
 手伝ってくれていた母に、母犬の前後肢を
 押さえていてくれと頼んでおいたのですが、
 母が手を離し回りの汚物を片付けようとした
 一瞬に起きた事故でした。



 ★授乳の間隔★
 子犬の頭数や母乳の量により多少異なり
 ますが、目安としては、
 1週目までは2時間おき(日に12回)
 1週目から離乳食が始まる3週目までが
 3時間おき(日に8回くらい)、

 4週目には離乳食4回の他に、授乳を
 4時間おき(日に6回くらい)、
 母乳より離乳食が主体になる5週目には
 離乳食を4回程度と、6時間おき(日に4回)
 の授乳です。
 そして6週目までに断乳し、離乳食も3回に
 減らし、1回量を増やすようにします。

 


 11月29日(金)  生後1日   A:240g、B:300g、C:310g、D:300g  



 大きさを比較する為に、小ぶりのみかんを
 そばに置いてみました。


 お乳をくわえてもすぐに外れます。身体も
 不安定で、オッパイを吸っていてもすぐに
 転がってしまいます。授乳の際の室温は
 26度くらいです。電気カーペットの上に
 排泄の処理で汚れるので、バスタオルや
 新聞紙を敷き詰めて、授乳をさせます。
 母犬の体温もあり、かなり暖かいです。



 授乳後、保温箱へ戻しますが、保温箱の
 中の温度は28度です。体温調節が上手く
 できない時期なので保温が肝心です。
 育つにつれて温度は少しずつ下げてゆき
 ますが、目安は赤ちゃん達が泣くかどうか
 です。温度が高過ぎても、低過ぎても、
 また、空腹でも泣き始めます。


 12月1日(日)  生後3日   A:300g、B:380g、C:380g、D:380g

 ティッシュの箱と比べて実物の大きさを御想像下さい。


 無事に、全ての赤ちゃん達に初乳を
 飲ませ終える事ができました。
 弱い赤ちゃんの場合や、全ての乳房が
 アルカリ乳で、赤ちゃんに初乳を十分に
 飲ませる事ができない場合もあるので、
 母体からの移行免疫をたっぷり含んだ
 初乳を飲ませる事ができて一安心です。


 12月2日(月)  生後4日

 箱の下の方の穴は空気穴です。頭数がもっと少ない場合は
 アンカも入れます。



 保温箱の中の様子です。赤ちゃんが
 大きくなるにつれて、箱は大きい物と
 交換してゆきます。

 この保温箱をホットカーペットの上に
 置き、更に部屋はエアコン暖房をします。
 保温箱は、ダンボールが一番暖かくて
 安全です。但し、箱のつなぎ目やふたの
 縁で、赤ちゃんの顔や手足の一部が
 切れる事があるので、ガムテープで
 包みます。

 また、底に敷いたペットシーツもめくれて
 赤ちゃんが中へ入り込み、窒息死をしない
 ように、しっかりとガムテープで留めます。

 温度計をぶら下げ、乾燥防止の為の
 タオルハンカチもぶら下げています。
 タオルが落ちて、赤ちゃんの顔をふさぐ
 事がないように、クリップで留めます。

 12月3日の体重は
A:360g、B:480g、C:460g、D:500g


 12月4日(水)  生後6日   A:380g、B:480g、C:480g、D:520g

 自力で排泄をする事ができないので
 母犬が世話をしています。気をつけて
 いないと、母犬が世話をし忘れる子もいて
 便秘をしたりします。時々、お湯に浸して
 絞ったコットンで、肛門のあたりをトントンと
 たたいて刺激をします。子犬が力んで
 お腹が固くなってくるようなら便秘です。
 そのまま排便するまで、たたき続けるか
 母犬に舐めさせます。

 この時期の授乳の間隔は3時間くらい。
 世話をする人間にとっては、相変わらず
 昼も夜も無い生活です。

 今回はアルカリ乳の乳房は3つなので、
 それを飲ませないように布テープで乳首を
 覆って、母乳の授乳がある程度済んだ
 あたりで、犬用粉ミルクを溶き人工哺乳を
 します。リキッドタイプは濃厚過ぎて、
 コリーには不向きです。小さい子には
 多めに与えます。

 


 12月5日(木)  生後7日   A:450g、B:540g、C:540g、D:600g



 顔がはっきりとしてきました。頭に張り付く
 ようになっていた耳も少し頭から離れ、
 瞼や、耳の中も開いてはいませんが、
 溝がくっきりとしてきています。体毛も
 長くなりました。

 セーブルは生後30日頃までは、トライの
 子犬と同じで、顔にマスクがかかったように
 なっています。
 セーブルは、トライの突然変異から生じた
 毛色らしいので、そのなごりでしょう。


 12月8日(日)  生後10日   A:540g、B:660g、C:640g、D:740g  

   左から、D、B、A、C


 子犬達もこの時期にはお乳を吸うのが
 上手になっていますので、お乳が十分に
 出ている時は、尾をピンと伸ばし小刻みに
 震わせます。お乳の出が悪くなると、尾は
 下がり、乳首を引っ張る動作を始めます。

 この時期には、後肢で踏ん張りお腹を
 浮かせるような動作が見られます。
 目が開く生後2週間目には、歩き始める
 ようになります。

 12月10日の体重は
A:640g、B:800g、C:760g、D:940g


 12月11日 (生後13日)  

 モデルはCです。


 目が開きました。早い子では12日目
 遅い子では15日目くらいに開眼します。
 目は開いても、まだ見えません。
 見えないながらも、歩こうとします。2,3歩
 歩いてはへたり込みますが、確かに歩いて
 います。

 目が開きそうになる生後12日目頃より
 微温湯にコットンを浸して絞ったもので
 目の周りを軽く拭きます。目やにがついて
 いると、目が開かないからです。

 12月12日(木)  生後14日

 120cm×60cmです。


 保温箱も3回交換しましたが、もう箱では
 狭すぎるので、8面サークルの6面を
 使って、長方形を作り、その中へ収まる
 サイズのダンボール箱を倒し、開口部を
 横にして、入れています。サークルの形が
 ゆがまないようにする為と、サークル内に
 温度差をつける為です。そして、周囲を
 バスタオルで囲んで暖かくし(右隣りは
 母犬の入っているケージなので開けて
 います)、天井にも布をかぶせます。
 目が開いたばかりなので、明る過ぎない
 方が良いのです。

 布類は、ずり落ちて子犬にかぶさり、
 窒息死をさせないように、しっかりと
 留めます。また、サークルの四隅や
 つなぎ目もずれないように、紐で固く
 結んで固定しています。

 この下は人間用の電気カーペットです。
 人間用が一番、微妙な温度調節が
 上手くゆきます。
 手前のペットシーツ部分と奥のダンボール
 部分とでは床の温度が異なります。
 
 ペットシーツとダンボールはガムテープで
 留め、めくれた中へ子犬が入り込んで
 低温火傷や窒息死をしないようにします。

 この日、初めて自力で排泄をしました。
 子犬同士が口を咬み合って遊ぶような
 動作が見られます。


 12月14日(土)  生後16日   A:850g、B:1020g、C:920g、D:1200g

  左から、C、D、A、Bかな?A、D、C、Bだったかも。
  頭をかじっているのはDに間違いありません。



 おとなしく秤に載っているC。眠りかけです。


 半分眠りかけを、起こして撮影。


 初めて同胎犬同士でじゃれて遊ぶような
 仕草を見せました。よたよたしながらも
 積極的に歩いています。

 保温箱の中から、時折、それまでの
 「フヒャン」という、か弱い声ではなく、
 犬っぽく力強い「ゥワン」に近い鳴き声が
 聞こえてきます。

 Dと他の子達との体重差が、かなり広がって
 きています。出生時最小のAと、Cとの
 差は少し縮まりました。子犬時代に最大の
 子犬が、成犬になった時、同胎犬の中で
 最大とは限らないのが面白いところです。

 ←のようなバスケットでおとなしくしていて
 くれるのは、授乳後の満腹で眠い時だけ。
 それも、後数日で入らなくなります。
 そうなると、ハムスターやリス等を入れる
 輸送用簡易かご(ふた付)に入れて、秤に
 載せます。大型犬の子犬のデータをとる為
 には、最低でも6kgまで量れる物が必要
 です。

 爪がかなり伸びてきているので、そろそろ
 爪切りを始めなければなりません。母犬の
 乳房を傷つけたり、ペットシーツがすぐに
 毛羽立つからです。

 赤ちゃんの爪切りは、授乳後の眠りかけの
 時を狙って、猫用の爪きりで切ると失敗の
 恐れが少ないです。
 
 今回、思わぬ失敗でぎょっとしました。
 アルカリ乳の出る乳房の乳首を布テープで
 くるんでおいたのですが、生後14日あたり
 から、どういうわけか、授乳後そのテープが
 消えています。母犬が外したのだろうと、
 思っていたのですが、探すのにどこにも
 外した布テープが見つかりません。

 そこで、テープを貼って授乳させた直後に
 子犬を1頭ずつ抱き上げ、体中を調べて
 みました。どこにも貼り付いていません。
 どうやら、子犬が強引に、貼ったテープの
 上からお乳を吸い込み、同時に3×3cmの
 布テープも吸い込んでいたようです。

 腸閉塞を起こさないかと心配しましたが、
 ウンチの中に、母犬の毛とは異なる粘性の
 ある繊維が出てきましたので、排泄された
 ようです。冷や汗が出ました。

 


 12月16日(月)  生後18日    A:950g、B:1120g、C:1020g、D:1320g

  左から、B、C、A、D


 自分の腕をくわえて1人遊びをしているC。


 この時期の授乳は、子犬の吸う力も強く
 飲む量も多いので、すぐに終わります。
 未練がましく乳首に吸い付いているので、
 母犬の授乳の後での人工哺乳のミルクの
 量を少し多めにしました。

 母犬の食事は、パピーフードを2カップ×
 2食です。もちろん、その他の食材も添付
 しています。それ以外に、授乳の合間に
 おやつとして、ドッグビスケット等を与えて
 いるのですが、離乳食を始めるまでは、
 もう1食増やした方が良いかもしれません。

 授乳中の母犬の管理で大切な事は、水を
 たっぷりと与えておく事と、カルシウムの
 豊富な食材を与える事です。

 妊娠中にカルシウム剤を余分に与える
 ブリーダーがいますが、微弱陣痛を誘発し
 逆効果です。本当にカルシウムが必要に
 なるのは授乳中です。

 授乳期にカルシウムが不足すると、子癇
 を起こす低カルシウム血症になる恐れが
 あるので、気をつけています。当犬舎では
 錠剤のカルシウムは用いません。全て食材
 から取り入れます。

 子犬の行動に知性の目覚めが感じられる
 ようになりました。同胎犬にちょっかいを
 出す、自分の手をくわえて遊ぶ、授乳後
 母犬の周辺を歩き回る、私に寄って来る
 (私=ミルクと認識)等です。


 12月17日(火)  生後19日    A:1060g、B:1200g、C:1100g、D:1440g

 子犬の爪切りをしても、やはり傷はつきます。


  駆虫薬はオレンジとピンクの中間の色です。
  1kgにつき1ccです。
  舐めたことはありませんが、飲みやすいように
  甘い味付けになっているそうです。


 爪切りの他にも、早くから慣らすと良い事は、くし入れや
 口ひげ切りです。はさみは先丸タイプでも危険ですから、
 子犬が眠りかけている時に切るのが良いです。爪切りも
 同様です。逆に、くしは、半ば遊び感覚で、目覚めている
 時に、ざっとといてやると体中どこを触られても嫌がらなく
 なります。


 母犬の乳房が、子犬の伸びた細い爪と、
 歯が生えかけた硬い歯茎のせいで、
 傷だらけです。もう暫くの間は、堪えて
 授乳しますが、乳歯が生えそろう生後
 30日にもなれば、短時間で切り上げて
 逃げ出すようになります。
 我慢強い母犬だと、生後40日過ぎまで
 堪えています。

 離乳食直前の、1回目の駆虫をしました。
 駆虫薬を授乳直後に与えると、吐く事が
 あるので、3時間ごとの授乳と授乳の間に
 水薬の駆虫薬を、針なし注射器を使って
 与えました。ミルクを針なし注射器で
 飲ませているので、子犬も慣れていて
 抵抗はありません。

 (注)犬用ミルクや水薬を針なし注射器で
  与える場合は、ピストンの押し加減に、
  細心の注意が必要です。急に押すと
  子犬がむせて、液が気管に入り、大変な
  事になりますので、片手で子犬の頭を
  支えながら、少しずつ少しずつ、子犬の
  舌の動きに合わせて押します。


  授乳後、母犬の周りを歩き回っていた
  子犬が、私が開けたドアの動きに対して
  身体全体を使って、ビクッと驚く様子を
  見せました。聴覚、視覚共に発達して
  きている証拠です。

  この頃から、子犬の居る部屋でわざと
  ドライヤーで洗髪後の髪を乾かしたり
  して、ドライヤーの音に慣らしておくと、
  やがて子犬もシャンプーが必要になる
  ので、その時のストレスを軽減できます。

  カシャカシャ音のするゴミ袋や同胎犬に
  対して、わずかですが喜びを身体で
  表すようにもなってきています。
  知性が日増しに発達しているのです。

  お腹がすいてくると、コリーの特徴で
  ある、人に訴えるような、人の目を
  見ながらの欲求(催促)吠えをします。
  小さい体でも大きく「ワン」と鳴く事が
  できるようになりました。
  


 12月18日(水)  生後20日

 左より、A、B、C、D


 集中攻撃されるB。左端がA、背中がD。


 口をかみ合ったり、相手の頭をかじったりします。AとC


 母犬のお乳の傷も増え、お乳の量も
 足りていないようなので、子犬の離乳を
 予定より1日早く始めました。

 と言っても、毎回の授乳が離乳食に
 変わるのではなく、母犬の授乳と人工
 哺乳とを合わせて、日に10回くらいの
 授乳のうちの1回だけを離乳食(子犬用
 フードを犬用ミルクで溶いたもの)にして
 みるだけです。

 自然は上手くできたもので、もう、しっかり
 乳歯も生えています。

 フード数粒を、お湯で芯がなくなるまで
 ふやかします。熱湯で溶いた犬用の
 粉ミルクを加えてポタージュ状にします。
 食べさせたのは、1頭につきパピー用の
 小粒を2粒程度です。小さいスプーンで
 口に中へ入れてやると、吐き出さずに
 すんなりと食べてくれました。

 (注)絶対に牛乳は使ってはいけません。
  私はエスビラックの粉ミルクを使います。
  同じエスビラックでも、リキッドタイプは
  下痢をするので用いません。

  離乳に際して、生の牛ひき肉で作った
  肉団子を薦めるブリーダーも多いです。
  私も最初、そのように教わりましたが、
  現在は、パピーフードと犬用ミルクとで
  何の問題もなく、離乳をさせています。

  偏った栄養の生肉をなぜ使う必要が
  あるのだろうか?と思います。味が良い
  ので、嫌がらずに食べてくれるからなの
  でしょうが、食い付きに関しては、離乳に
  入る1週間前から、人工哺乳でミルクの
  味に慣らしておけば、自然にミルク味の
  離乳食を食べるようになります。


 12月19日(木)   生後21日  A:1150g、B:1330g、C:1180g、D:1600g

  120cm×120cmになりました。


 慣れないので、何もない部分を舐めたりする為、お皿の
 離乳食のついた部分を口元へ運んでやらねばなりません。



 母犬が、こぼれた離乳食を拾って食べていますが、
 子犬達は、母犬のオッパイには寄って行かず、眠ったり
 じゃれたりしています。



 もう走りかけています。勢いよく、他犬に
 飛びついたりしているので、後肢の筋肉も
 かなり発達してきているのでしょう。

 運動量も激しくなり、身体も大きくなって
 きたので、子犬部屋の増築です。
 8面サークルの2面をたたみ小さくして
 いたのを、8面を使い大きくしたのです。

 保温の為と、サークル各面の接合部に
 子犬が腕を突っ込みにくくする為に、
 側面にバスタオル(洗濯して生乾きの
 タオルだと乾燥予防で好都合)をかけ、
 屋根には薄い布(古い人間用シーツ)を
 かけて、暗い部分を作りました。

 人間用ホットカーペットの通電部分上に
 新聞紙、洗えるペットシーツ、新聞紙の
 順で敷いています。使い捨てのペット
 シーツを敷いている場所もあります。

 オシッコの量も多いので、新聞紙の上に
 した場合は、すぐにタオルで吸い取り
 子犬が濡れないようにします。

 昨日に引き続き、2食目の離乳食です。
 今回は、低い皿(タッパーウェアのふた
 部分です)に入れて2頭ずつ食べさせて
 みました。とても上手に食べてくれました。
 普通、こんなに上品に食べてくれません。
 お皿の上で腹ばいになって、ドロドロに
 なりますが、今回の胎は頭数が少ない
 せいか、競わずに落ち着いています。

 離乳食は、パピーフード小粒を4頭で
 20粒、それを60ccくらいの犬用ミルクで
 溶いています。
 今日は3食を離乳食にしてみました。それ
 以外に7〜8回は母乳を飲んでいます

 離乳食を食べた後、母乳を飲むだろうと
 思って、母犬を、同じサ−クル内へ入れて
 みましたが、子犬達は、お乳には見向きも
 せずに、遊び始めたり、眠り始めたり・・・
 よほど離乳食が満腹感を与えたようです。

 小さいAに特別多くのミルクを与えていた
 ので、体重が増えてきましたが、今度は
 Cの飲む量が足りていなかったのかなと
 気になります。今後は、Cも、下痢をする
 ギリギリまで離乳食かミルクを増やして
 みる事にしました。


 12月21日(土)  生後23日

 母犬は、連日の授乳と細切れの睡眠、暖房の部屋に
 いる事、運動に出れない事等で、かなり疲れが溜まって
 います。



 アヒルのぬいぐるみに好奇心いっぱいです。


 成犬と同じように、後肢で耳の後ろを掻こうとするの
 ですが、バランスが悪くて、転がってしまいました。
 子犬Cです。



 洗えるペットシーツ(厚地)は、とても便利です。


 育てる人間にも母犬にも、「疲れ」が
 溜まっています。母犬には「飽き」が
 見える時がありますが、それでも、よく
 世話をしています。

 離乳食は1頭につき
 パピーフード8粒、ミルク15ccくらいの
 量で日に3回ですが、合間に母犬が
 授乳をしています。離乳食3回、母乳が
 7回くらいでしょうか。







 初めてのおもちゃに寄ってきますが
 まだ、遊ぶところまではゆきません。












 後肢で、身体を掻く動作ができるように
 なりました。

 セーブルの顔にかかったマスク状の
 黒っぽい毛も取れつつあります。
 体毛も伸びてきていますので、ホット
 カーペットの温度も幾分落としました。







 オシッコの量が多くなり、子犬の動きも
 速くなった為、新聞紙に沁み込む前に、
 上で転がってしまうので、吸収の速い
 「洗えるペットシーツ」を上にも敷いて
 みました。これで子犬は汚れませんが
 もっと育つと、かじってめくってしまうので
 新聞紙に戻さねばなりません。

 


 12月22日(日)  生後24日   A:1280g、B:1550g、C:1350g、D:1780g

  子犬Dが、アヒルのぬいぐるみをくわえています。


 おもちゃで遊んでいます。ぬいぐるみは
 ボタンなどが外れない物を与えます。

 子犬同士じゃれている時に、「う〜」と
 威嚇するような声を出しています。
 コリーの赤ちゃんの特徴である、互いに
 吠えあって遊ぶのは、生後50日が近く
 なってからです。

 今朝のウンチは直径7mmの立派な
 ものでした。離乳食の量が増えている
 からです。パピーフード1頭につき12粒
 ミルクは20ccくらいの量にしています。
 回数はそろそろ1日に4回にしようかと
 思っています。

 離乳食を入れるお皿は、深さが2.5cm
 の物に変えました。ステンレスの犬用の
 食器は、浅い物でも4cmはあるので、
 この時期には、人間用のお皿を用いて
 います

 


 12月23日(月)  生後25日   A:1400g、B:1680g、C:1400g、D:1820g

 コリーっぽくなってきました。左よりBとAです。


 子犬サイズのステンレスの水入れです。


 フードの増量を慎重にし過ぎたようで、
 物足りないようなので、思い切って1頭に
 つき18粒に増量。4頭分の72粒で20g
 でした。
 これからは、徐々にミルクを減らしフードの
 量を増やす方が体重が増えます。現在は
 離乳食4回に母乳が6回くらいです。
 生後40日までには断乳します。

 もう少しして、離乳食に慣れてきた頃より
 添加食品を加えたりもしますが、譲渡の
 数日前には再び元のドッグフードだけに
 戻します。でないと、譲渡先で食べずに
 苦労する事になるからです。

 Aの体重の増え方が著しいです。便秘でも
 しているのかな?
 Cの増え方が少ないので、たぶん食べる
 速度が遅いタイプなのでしょう。様子を見て
 改善が見られないなら、個別に食べさせる
 かもしれません。

 離乳食の量が増え、逆に母乳の量が減り
 水分量が不足する為、水入れを備え付け
 ました。子犬はすぐにひっくり返すので
 ネジ止めタイプです。まだ、幼いですから
 湯冷ましを入れています。

 近頃、私によくじゃれついてきます。
 私と、他の人間の区別はついています。
 うちで過ごす日数の半分が過ぎました。

 


 12月25日(水)  生後27日   A:1520g、B:1840g、C:1540g、D:2020g

 辛うじてオッパイに届いています。


 母犬が立ったまま、授乳するように
 なりました。

 子犬のイタズラが成犬のようなものに
 なってきました。サークルの柵の間から
 隣りにある私のベッドカバーを引っ張り
 込んでいました。
 子犬同士の遊びにも、成犬同様のマウン
 ティングが見られるようになりました。

 離乳食は、4頭で小粒のパピーフードを
 88粒とミルクを80ccで溶いたものを
 日に4回、母犬の授乳は、どのくらいの
 量が出ているか分かりませんが、日に
 6回くらいです。

 洗えるペットシーツは多くなったオシッコを
 吸収してくれ、中綿式使い捨てシーツの
 ように頻繁に交換したり、ガムテープで
 固定する必要がないので助かります。
 また、今の発育段階では食い千切られる
 心配もなく非常に便利ですが、雨が多い
 時期は渇きにくいのが難点です。

 本日、走り始めました。狭いので、走り
 始めたとたんサークルにぶつかったり、
 方向変換するつもりが、バランスが悪い
 ので、すぐにスッテ〜ンと転びます。
 楽しそうに飛んだり跳ねたりしています。
 明日は、走りやすいように、子犬部屋を
 できるだけ広げてみます。


 12月26日(木)  生後28日

 広さは180cm×120cmになりました。


 食べるのが上手になりました。




 色、艶、太さとも健康状態の良い事を示す便です。
 白く見えるのは光に反射しているためです。未消化物では
 ありません。



 子犬部屋を走れるように拡張しました。
 8面サークルの端同士を繋ぐのではなく、
 母犬の入っているケージの1面を利用し
 サークルの両端をそれぞれ、ケージに
 接続しました。
 これで、当分の間、おもいっきり走れる
 でしょう。

 オシッコで濡れたぬいぐるみのアヒルも
 新しいのに交換しました。咬み破って
 中綿を引っ張り出さずにいてくれるのは
 生後60日頃まででしょう。

 もうすぐ生後1ヶ月ですから、隣接する
 サンルームへ出して、間接の日光浴も
 させてみなければなりません。
 夏場なら、外気に当てての日光浴を
 させるのですが、1年で最も寒い時期
 ですから、まず、ガラス越しの日光浴に
 慣らす事にします。

 今回の胎は、1胎のみの4頭ですので、
 通常の出産&子育てルームを使わず、
 私の寝室(6畳)で育てています。
 来客に対し神経質な母犬のターシャに
 とっては、この部屋の方が安心できて
 好都合だったようです。

 現在の離乳食は1日に4回です。1頭の
 1回量は小粒のパピーフードを24粒と、
 犬用ミルクを20ccです。徐々にフードを
 増やし、逆にミルクを減らし、フードだけ
 でも食べれるようにしてゆきます。
 今日の4食目にはフード28粒とミルクを
 15ccくらいにしてみたいと思います。

 相変わらず母犬の授乳は日に6回程度
 です。授乳後も空腹を訴えるので、あまり
 出ていないようです。


 便の太さは直径8mm以上です。
 ←の画像のようなら健康状態は良好です。
 緑色がかった便や水様便は好ましく
 ありません。また、白い粒々がたくさん
 混じる時は、消化が上手く行われて
 いません。
 そういう場合は乳酸菌の薬、人間用の
 ビオフェルミンの細粒をほんの少しだけ
 離乳食に混ぜて与えますが、治まらない
 時は獣医師に診てもらう必要があります。

 母犬がキャンピロバクター等の細菌を
 持っている場合(訓練所等へ預けると
 感染する場合あり)は、子犬の排泄の
 世話をしている時に、子犬に感染して
 ひどい下痢になります(成犬の場合は
 軽い下痢で済みますが)ので、病院で
 薬を処方してもらって下さい。


 12月27日(金)  生後29日   A:1700g、B:2100g、C:1720g、D:2260g

 正面を向いているのはD、眠っているのはCかな?


 離乳食は日に4回、6時間おきです。
 離乳食と離乳食の間と、食事の直後に
 2回ぐらいで、合計6回ほど母乳を飲ませて
 いますが、もうすこししたら4回くらいに
 減らそうかと思っています。

 離乳食の1頭分の量は
  1回目:小粒の30粒、ミルク12cc
  2回目:小粒の32粒、ミルク12cc
  3回目:小粒の34粒、ミルク12cc
  4回目:小粒の36粒、ミルク12cc

 この4回目の量で4頭分が30gです。
 数えるのが大変になってきたので、これ
 以降は、まとめて何gと表す事にします。

 オシッコの量もウンチの量も多くなった為
 新聞紙だと廃棄するゴミの量が多いので
 洗えるペットシーツの上に、バスタオルも
 敷き、まずバスタオルに吸水させます。

 まめに交換しますが、それでも下のペット
 シーツに沁み込むので、日に2回は120
 cm幅のシーツを2枚ずつ交換します。
 バスタオルの交換枚数は日に16枚くらい
 でしょうか。大判シーツを少なくとも4枚、
 バスタオルを16枚ですから、子犬の為に
 日に3回以上、大型洗濯機を回している
 状態です。

 今回は頭数が少ない為、この程度で
 済み、洗い物は少なく、梅雨でないから
 乾かすのも楽です。

 離乳食は、手足がドロドロになるので、
 新聞紙を敷いた上で食べさせています。
 新聞紙を広げると、子犬達は大騒ぎです。
 「新聞紙」=「御飯」と理解しています。

 飲み水も、手足を突っ込む子がいるので、
 頻繁に交換します。もう湯冷ましではなく
 普通の水を与えています。


 12月30日(月)  生後32日    A:1860g、B:2300g、C:2020g、D:2420g

 左より、D、C、B、A。遊んだ後のおネンネタイムです。


 初めて見る外の世界にドキドキ。怖くて輸送かごの中に
 隠れている子もいます。



 午後の暖かい陽が射す南向きのサンルーム。夏場には
 使用できません。輸送用かごも慣らす為に入れています。



 離乳食の量は、4頭で60gを日に4回、
 ミルクを少々混ぜています。
 今は、粉ミルクを熱湯に溶いたものを
 お湯でふやかしたフードに混ぜるのでは
 なく、粉のままでまぶし、量も少なくして
 います。

 母犬の授乳が5〜6回。飲み水の交換は
 日に4〜5回。洗えるペットシーツなどの
 床面全体の交換が日に2〜3回と、上に
 敷いている3〜4枚のバスタオル等の
 交換は日に16〜20枚と増えています。

 ウンチの上を平気で踏んで行きますし
 ウンチの上で眠る事があるので、食後や
 遊んだ後などは、暫く様子を見ていて、
 その場を離れないようにします。

 キュンキュン泣いて、サークルに前肢を
 かけて立ち上がり、外へ出せと泣く場合が
 あり、それは排便のサインです。
 何も泣かずにウンチをする子もいますし、
 動きながらする子もいます。



 今日の午後、暖かかったので、初めて
 外気に触れての日光浴をさせました。

 サンルームに8面サークルを組み立て、
 下にはビニールシート、ペットシーツ、
 新聞紙、バスタオルを敷いていますが、
 ヒーターは敷いていません。

 初め子犬達は怖がって泣いていました。
 ところが、サークルへ入れた直後に
 妹と小学生の姪が訪ねてきたので、
 私以外の人間に慣らす必要がある為、
 一緒にサークル内へ入ってもらいました。
 3人で抱っこしたら、すぐ泣き止みました。

 でも、その間に私が爪を切ったのですが
 普段は動くのに全く動かなかったところを
 みると、子犬なりに緊張していたようです。
 日光浴の後は、疲れたせいか、ぐっすりと
 眠りました。

 もっと成長すれば、日中は、東向きで
 午前の日光が十分に入る、5坪程度の
 子犬用コンクリートスペースへ出します。


 夜、2回目の駆虫を早めに(年末年始、
 病院が休診になるので)行いました。


 1月1日(水)  生後34日   A:2100g、B:2580g、C:2240g、D:2660g  

 母犬の背中が富士山のようです。元旦にふさわしい?
 子犬は手前がB、奥がD。大きい2頭です。



 耳の根元が立ち上がり始めました。

 フードは4頭で、70gを日に4回です。
 粉ミルクは、パラパラとまぶすくらいです。

 12月30日の2回目の駆虫の後、軟便に
 なった子もいますが、もう元に戻りました。

 2回の駆虫とも虫は出ませんでした。
 当犬舎では、今までに子犬成犬共に
 回虫等が発見された事はないのですが、
 一応、用心として、子犬達には譲渡前に
 2回、駆虫薬を飲ませる事にしています。

 駆虫薬は「下剤」ですから、必ず獣医師に
 処方してもらいます。安い市販品を適当に
 与えて体調を崩させるとか、ひどい場合は
 死なせる繁殖者もいますので、駆虫薬の
 投与を簡単には考えないで下さい。


 1月3日(金)  生後36日   A:2280g、B:2820g、C:2460g、D:2930g

 モデルは最大のD。抱っこしているのは小学生の姪です。
 子供達の扱いにも慣れて、じゃれてくるようになりました。



 時々、大きな子犬をぶら下げたまま、サークルから出ようと
 動き回っています。動いても外れないくらい、しっかり乳首に
 吸い付いて(かじって)います。



 離乳食の分量は
 4頭でパピーフード90g×4回です。
 お湯でふやかしたフードに粉ミルク
 少々を振りかけ与えています。

 4頭と少ないのと、大きさに差がある為、
 直径が30cmで浅いステンレス食器を
 2個使用し、大きい2頭と小さい2頭に
 分けて、与えています。
 重宝する1胎児用のドーナツ型食器
 “パピーパン”は使いませんでした。

 成犬のような、両前肢を前方に出して
 背中を凹ます、“伸び”をしていました。

 母犬の授乳はあっと言う間に終わり、
 追ってくる子犬達を「う〜」と威嚇しながら
 逃げています。かじられて痛いのでしょう。
 あと4日で断乳です。母犬が傍にいると、
 母乳を欲しがるので、母犬のケージを
 見えない場所に移さねばなりません。

 子犬の飼育場所も、コンクリートの運動
 スペースに出しやすいリビングの中の
 1胎児用大型ケージ、屋根付き高床式
 “パピーペン”へ移す事になります。
 冬ですので、パピーペンの床の一部に
 大型ヒーターマット(動物用)を敷く事に
 します。

 譲渡まで、残すところ2週間となりました。


 1月4日(土)  生後37日

 1回量(4頭分)のパピーフード100gと粉ミルク
 手前は、試しに与えてみたドッグビスケット(パピー用)



 離乳食の量は
 4頭で100g×4回、粉ミルク少々です。
 夕方、母犬に授乳させようとしたところ、
 逃げ回るので、断乳する事にしました。

 子犬達は空腹で泣くので、試しに子犬用
 ドッグビスケットを1つずつ与えてみると、
 ちゃんと、硬いのを食べる事ができました。
 硬いビスケットが食べれるからと言って
 離乳食をふやかすのを止めるのは、胃腸に
 負担がかかるので、良くありません。
 かなり育つまで、お湯でふやかす必要が
 あります。ビスケットはそれまで母犬に
 授乳させていた時間に、母乳代わりに
 1個ずつ食べさせる事にしました。

 フードの量は、毎日、1回量を10gずつ
 (4頭で)増量してゆけば、譲渡時期には、
 1頭につき、1日量が、220gになる計算
 です。今まで、このくらいの分量でしたが、
 今回は粉ミルクを早く切り上げ、代わりに
 フードの量を増やし、早く体重をのせようと
 思います。寒い時期ですので、少しでも
 大きく育てる事で、寒さへの抵抗力を
 つけさせたいのです。
 1日の増量分は20gとしてみます。


 1月5日(日)  生後38日

 リビングのパピーペンへお引越し。120cm×120cm。


 狭いので、サークルを接続し、120×240cmにしました。


 高床式のパピーペンへの上がり口が20cmくらいなので、
 15cmの深さのキャリーケースを裏返して置いたところ、
 子犬達には楽しいおもちゃになったようです。
 中にはダンベルを入れて、動きにくくしています。



 フード1回が120g(4頭で)×日に4回。
 食間にドッグビスケットパピー用1個。


 食後ちょっと、子犬達の傍を離れた隙に
 2頭がウンチをし、その上を皆で走り回り、
 取り替えたばかりのバスタオルもペット
 シーツもサークルやケージの柵もウンチ
 まみれになっていたので、これを機に
 引越しをしました。


 私の寝室から運動場や犬部屋に面した
 リビングのパピーペンの中へです。
 それまで、そこにあったバリケン2つと
 来客用のベンチは他の部屋へ移動し、
 トリミングテーブルとバリケン1つは、隅の
 方へ配置変えしました。

 パピーペンだけでは狭い為、サークルを
 接続して広くしました。寝室に居た時より
 広くなり、120×240cmです。
 段差があるのが楽しくて仕方ない様子で
 ピョンピョンと飛び降りたり飛び上がったり
 して遊んでいます。


 パピーペンの中に、60cm×90cmの
 防水性の動物用ヒーターマット(黄色)を
 入れています。昨日から雪も降り、急に
 冷え込んできたので、日中ですがエアコン
 暖房も入れました。徐々に寒さに慣らさ
 ねばならないので、室温は、できるだけ
 下げて、16度に設定しました。





 


 1月6日(月)  生後39日

 右端の子(AかC)は嬉しくて走り回っています。この後、
 水入れに前足を突っ込んで遊び、↓のようにコンクリートの
 地面は足跡だらけです。



 子守りとして、骨折から治癒したばかりのシェルティを
 一緒に入れています。成犬達は、外の土の運動場です。
 BとDは隅っこで寄り添って眠り始めたので、室内へ入れ、
 AとCだけ残しました。全く眠る気配がなく、いつまでも
 走り回っていたので、強制的に室内へ戻しました。
 その後は、ぐっすりと眠っていました。



 朝、子犬のいるリビングを覗いてみると
 低い方のサークル内がウンチだらけ。
 下に敷いた新聞紙を交換しようにも
 全部の子犬がウンチを踏んづけながら
 抱きついてきて、交換できないので、
 屋外のコンクリートスペースへ出して
 みました。4日、5日と違って、風もなく
 日差しが暖かかったので。

 最初、怯えていた子犬達も、すぐに探索を
 始めました。
 特に体の小さいAとCは大はしゃぎ。
 走り回るは、シェルティにじゃれつくは、
 最小のAに至っては、成犬達が一斉に
 吠えても、ひるまず吠え返していました。
 逆に大柄な2頭は、びっくりして隅っこへ
 行ってしまいました。

 好き勝手に走り回る独立心のあるAとC、
 できるだけ生活している部屋の近くから
 離れず、成犬達の中に母犬の姿を探す
 甘えっ子のBとD。
 もう、はっきりと個性が現れています。

 子犬の性格は、見学に行ったその場で
 把握できるものではありません。日々の
 観察の積み上げで分かるものです。
 飼育経験の乏しい方が、その場で判断
 できるとは思わない方が良いです。

 1胎児の中で、最初に来客に寄って来る
 ような子を選べと書いている飼育本が
 ありますが、飼育初心者には、2番目、
 3番目に寄ってくるようなタイプが向いて
 います。最初に寄って来る子は、群れの
 リーダーになろうとするタイプなのです。
 気性がしっかりしている為、訓練審査会や
 ショーのような場所でも、堂々としている
 タイプです。

 室内での生活が、ヒーターのある高床式
 パピーペンが眠る所、下のサークルが
 排泄と食事と遊ぶ為の場所(現時点では
 食べ終わった直後に排泄をするので、
 食事場所と排泄場所は一緒)という風に、
 子犬達が自然と使い分けをし始めました。
 ですので、下のサークルへだけ新聞紙を
 敷いて、眠る場所へは新聞紙を使わずに
 バスタオルのみ敷いています。

 新聞紙は即座に吸水できませんので、
 オシッコをしたら、すぐにタオルで吸水し、
 その後、濡れた新聞紙を捨てます。

 たまに粗相をしたりしますが、この延長で
 譲渡後も、排泄場所へは新聞紙、ヒーター
 回りにはタオルや毛布と、区別して敷いて
 もらえれば、トイレの躾けはスムーズに
 ゆくと思います。


 1月7日(火)  生後40日 

 ビオフェルミンは顆粒タイプです。ポカリスウェットは
 粉末もあり、便利です。



 下痢はしてても、とても元気に走り回っていました。
 外気温は8度でした。15分くらい遊ばせてから、室内へ
 入れました。
 まだ、何時間も外で過ごさせる事は、真冬なので無理
 です。



 昨日、寝過ごし1食分を飛ばしてしまい、
 それを補う為、かなり多めに食べさせた
 ところ、2頭が下痢をしてしまいました。
 早く大きく育てようと、欲を出すと、こんな
 事になります。

 過食による下痢の場合は、食事に加えて
 いた粉ミルクを止め、分量も2分の1から
 3分の2程度に減らします。
 そして、人間用の整腸剤(乳酸菌の薬)
 新ビオフェルミンS細粒を、子犬1頭に
 つき、添付のスプーンに4分の1または
 3分の1程度を、フードにかけます。

 また、下痢の時は、脱水症状を起こして
 水のガブ飲みをし、尿の回数が増え、
 色は透明になります。ある程度は飲ませ
 なければなりませんが、飲み過ぎると
 いけないので、大きな器では与えない
 ようにします。
 そして、脱水症状でミネラルが失われる
 ので、水ではなく、ポカリスウェットを水で
 2分の1から3分の1に薄めて与えます。

 成犬達を外へ出そうと、コンクリートの
 運動場へ降りたとたん、子犬達が騒ぎ
 始めました。外の広い所へ出して欲しい
 のです。3日、4日と小学生の姪たちが
 子犬と何時間も遊んだ翌日は、非常に
 激しくじゃれてくるようになりました。
 今回も、外での遊びを経験させた事で
 遊びたい走りたいという欲求が増したの
 です。あまりにキャンキャン泣くので、
 朝の7時半頃でしたが、無風でしたし、
 日光が当たる場所なので出してみました。

 4頭のうち2頭が、リビングから最も遠い
 場所に広げてある新聞紙の上でウンチを
 していました。
 幼くても寝床を汚さない習性があるので、
 遠い場所で排泄をしようとしますから、
 そこへ、普段慣れている新聞紙を置いて
 誘導してやれば良いのです。
 但し、オシッコの場合は、新聞紙以外の
 場所でする事も多いです。

 一度、広い所へ出すと、次から同じ事を
 欲求して泣きますので、子犬の譲渡後、
 飼主さんには、サークルから出す時と
 出さない時を決めて頂きたいと思います。
 気が向いた時に、サークルから出して
 遊ばせていると、四六時中出せとせがむ
 ようになりかねません。時間を決めると
 それ以外は我慢するようになります。
 子犬でも、人間のように時計に頼らずとも
 しっかり体内時計で時刻を察知します。


 1月8日(水)  生後41日   A:2650g、B:3200g、C:2760g、D:3200g

 子犬用には低刺激のリンス不要タイプのシャンプーを
 使っています。ドライヤーは抜け毛の吸い込み防止の
 フィルター付き。





 シャンプーの後、疲れてぐっすり眠っています。







 生後58日頃までの子犬に使用している輸送かご。
 左のパープルは、ケンネルキャブのMサイズ。右の
 黄色は、留めネジが不要のバリケンネルデラックス
 ジュニア(現在、国内では購入できません)です。
 輸送かごは、大き過ぎると、子犬が動き回って危険で、
 車酔いもしやすいです。

 かごの奥に、ドッグフード1kg袋とワクチン証明等を
 貼り付けて送ります。血統証は破れるといけないので、
 書留で郵送します。輸送かごは、着払いで送り返して
 頂いています。

 このサイズの輸送かごは、飼主さんは購入する必要は
 ありません。混合ワクチン接種で通院する折は、成犬の
 サイズの輸送用バリケンやケージにクッションなどを
 詰めて、中を狭くして運べば、危なくありません。
 よだれがつくので、クッションにナイロンカバーを付けて
 おくと良いです。




 
 結局、4頭全てが下痢になってしまって
 いたのがなんとか治まった為、初めての
 シャンプーをしました。子犬ですから、すぐ
 洗い終わります。シャンプー剤は、リンス
 不要の低刺激性のアボダームグリーン
 シャンプーを子犬には使っています。

 ハンドドライヤーは、子犬には、人間用を
 使用したのでも支障はありませんが、
 成犬の毛に生え変わってからは、下毛を
 吸い込んでも大丈夫なように、犬用に
 フィルターを付けたタイプがお奨めです。

 日頃から、ドライヤーの音には慣らして
 いて、今回の4頭は、平気でドライヤーを
 使っている私の傍へ寄ってきていたの
 ですが、自分がドライヤーを当てられると
 なると、話が違うようで、けっこうもがいて
 逃げようとしました。でも、本当に怯えて
 いるのではなく、うるさい音が嫌なだけ
 ですから、優しい声をかけ、あやしながら
 ドライヤーを当てました。
 少し眠らせた後、改めて、ほとんど乾いた
 毛にドライヤーを当ててみると、今度は
 どの子も全く逃げようとはしませんでした。

 コリーにドライヤー慣らしは不可欠です。
 どんなに暴れようが泣こうが、子犬の時に
 ドライヤーに慣らさねばなりません。
 上毛と下毛のあるダブルコートなので、
 真夏でも、きちんとドライヤーをかけて
 中まで乾かさないと、むれて湿疹が
 できたり、赤茶色に変色したりします。

 (注)譲渡直後の子犬には、見慣れぬ
 人間によるシャンプーは、非常に大きな
 ストレスになるので、少なくとも譲渡から
 2週間はシャンプーをしないで下さい。


 ウンチの上に寝てしまったような場合は
 コーンスターチをウンチにまぶし、それを
 金ぐしでとくと、ポロポロとウンチの塊が
 落ちてきます。後は、除菌ティッシュで
 拭けば匂いも取れます。
 体全体が汚れている時は、濡れタオルで
 拭くか、霧吹きで水を全身にかけた後
 コーンスターチをまぶして、くしでとけば
 きれいになります。

 パルボの単体生ワクチンを接種しました。
 この日齢では、8種混合ワクチン等は
 負担が大きくて打てません。同じ単体の
 ワクチンでも不活化の場合、母体からの
 移行免疫と競って共倒れになり、抗体が
 できない場合もあるので、生ワクチンを
 接種しています。ジステンバー等へは
 対応していませんが、空輸に際し、最も
 感染率の高いパルボに対してだけでも
 予防策を講じようと思っての事です。

 同じ理由で、輸送かごは空港のレンタル
 ではなく、私物のかごを使用しています。
 知人で、パルボと診察された子犬を、
 ブリーダーの元へ、レンタルかごに入れ
 送り返した人がいます。その為、怖くて
 レンタルは使う気にはなれないのです。
 航空会社が、レンタルのかごに伝染病
 対応の念入りの消毒(パルボウィルスは
 アルコール消毒等では死滅しません)を
 しているとは思えないからです。
 


 1月9日(木)  生後42日

 「これ、あたちのよ。」と言ってるのは、Cです。
 シェルティも横取りできません。



 やっと、ボールをくわえる事ができたC。


 身体も頭もCより大きいDは、楽にボールをくわえる事が
 できました。すぐに、自分の寝床があるリビングへの
 上がり口まで、くわえて逃げようとします。でも、途中で
 何度もボールを落としました。Dに比べ、Cは、小さいのに
 くわえるのが上手だと感心していたら、何のことはない、
 アゴにはまったまま、ボールが外れないだけでした。


 今日の「初めての体験」はボール遊びです。
 ゴールデンレトリバー等の鳥猟犬ほどでは
 ありませんが、コリーも小さい頃よりボール
 等のおもちゃに愛着を持たせると、持来を
 するようになります。

 今は、ボールを渡し、好きなようにさせて
 いますが、生後50日にもなれば、持来の
 前段階として、人が転がしたボールを追い
 かけてくわえるところまでは、教える事が
 できます。教え方は、「躾けについて」の
 ページに書いてあるとおりです。

 飼主さんへの譲渡前に、色々なおもちゃを
 与えて遊ばせ、好奇心の芽生えを促すのは
 大きくなってからの訓練の入れやすさに
 関係し、意義のある事だと思っています。
 「三つ子の魂百までも」は犬でも同じだと
 思います。

 現在は、このテニスボールサイズは安全
 ですが、成犬くらいの大きさに育ってくると、
 このサイズのボールを丸呑みする大型犬は
 珍しくないので、注意が必要です。

 また、丸呑みはしなくても、生後4ヶ月頃に
 なると、食い千切って食べる犬もいます。
 ボール等のおもちゃは、遊び終わったら、
 片付けるようにして下さい。


 フードの量は下痢が治った後ですので
 少なめです。
 1回量が、4頭で130g×4回。粉ミルクは
 脂質が多いので止めています。いづれ、
 ふやかしたフードだけで、日に3回でも
 やってゆけるように慣らさねばならない
 ので、下痢をきっかけに粉ミルクの添付を
 止めました。
 身体の大きさに差があるので、過食を防止
 する為、小さい2頭の組のフードを大きい
 2頭組より、数粒分少なくしました。

 食間には、ドッグビスケットパピー用を
 2分の1個ずつ与えています。

 屋外へ出すようになってから、排便を
 我慢して、外へ出したとたん、一番遠くの
 新聞紙の所まで、走ってゆきウンチをする
 ようになりました。室内でも、眠るのは
 タオルを敷いたパピーペン、トイレは下の
 サークル内の新聞紙の上と、明確に区別
 できています。オシッコは間に合わないで
 失敗も多いですが、ウンチは必ず新聞紙の
 上でしています。


 1月10日(金)  生後43日

 母親研修中のメガ。出産経験のないメスには子犬は、
 “子供”よりも“楽しいおもちゃ”に見えるようです。扱いが
 荒いので、必ず傍で監視します。



 A4サイズのJKCの血統証です。国際公認団体である
 JKCの血統証では、指定団体であるJCCのタイトルは
 消去されます。祖先は3代祖まで載っています。
 JKCの登録犬は、「予備登録」をすればJCCの血統証も
 取得できます。
 JKCの場合、血統登録は、
各地の所属クラブへの申請
 になります。



 B4サイズのJCCの血統証です。JCCの血統証には、
 JKCと異なり、同胎犬達の血統証名が右下に記載され、
 (この血統証は予備登録のものなので、同胎犬達の
 犬名は無し)、4代祖まで載っています。但し、会費等は
 高いです。
 JCCの登録犬は、「単犬登録」をすればJKCの血統証も
 取得できます。(2002年1月現在)

 (
)JKCのルール改正により、母犬がJKCの犬籍を
 持っている場合、1胎子登録でなければJKCの犬籍の
 取得はできなくなりました。(2004年3月1日追記)

 JCCの場合、血統証の登録は、直接本部への申請に
 なります。


 ★「血統証」のページを御参照下さい。

 下痢と言うほどではないですが、ゆるめの
 ウンチをするので、フードの量を減らして
 4頭で、110gにしてビオフェルミンを加え
 与えています。食間を6時間から7時間に
 伸ばし、このまま8時間へと移行しようと
 思います。元々、譲渡の数日前には食事
 回数を3回にするつもりでしたので、早く
 整腸効果を出す為に、食間を開ける事に
 しました。

 7日の下痢が治ってから、もう少し日数を
 置いてからワクチンを接種した方が本当は
 よかったのですが、空輸の期日までに
 抗体を作る為、強攻策に出たのが災いした
 かもしれませんが、ワクチン自体の影響も
 ありそうです。ワクチンの接種直後に子犬の
 譲渡をしないのは、このような反応が出る
 からです。食欲減退や発熱による元気消失
 などの深刻な症状はないので、さほど心配
 する必要はありませんが、フードの増量は
 控え、獣医さんのアドバイスに従いフードを
 ふやかす時、上澄みのお湯を捨て、再度、
 お湯をかけ、ふやかす事にしました。
 これは、成犬の下痢の時にも使えそうな
 アイディアです。下痢の時は少しでも脂質を
 取り除く方が良いのです。

 今朝、若いメス達を子犬達の中へ入れて
 みました。いづれ出産する犬達なので、
 子犬の扱いに慣れさせるためと、子犬が、
 譲渡先で母犬以外の成犬にも慣れやすく
 するためです。子犬が犬舎に居る間は、
 オスを除いては外出禁止です。オス達は
 子犬には直接接触させません。

 子犬達は運動場へ出す度、非常に元気に
 走り回り、室内ではオシッコをした新聞紙の
 交換に私がサークル内へ入ると、一斉に
 飛びつき、襲撃してきます。手は傷だらけ、
 ソックスは穴が開きました。着ている服は
 オシッコを踏んだ手足で抱きつかれるので
 自分では分からなくなっていますが、すごく
 臭いはずです。タオル等の洗い物が多く
 手に付いた子犬のウンチを薬用石鹸で
 洗ったり、新聞紙を頻繁に触ったりする為
 子犬の歯や爪でできた傷やアカギレが
 全然治りません。冬の飼育の辛いところ
 です。

 今日はゴミの収集日でした。この時期の
 ゴミの量は山のようです。子犬の排泄物
 処理に使った新聞紙、隠すように新聞紙の
 下に敷いた使い捨てペットシーツの量は
 半端ではありません。子犬の排泄物には
 独特の匂いがあり、時間が経つと成犬の
 ものより臭いです。とても、室内へ置いて
 置けません。


 今日は、血統申請にJKCの所属クラブへ
 行きました。今回はJCCではなくJKCで
 申請するので、クラブを兼ねたショップへ
 出向きました。その店は清潔に管理して
 いて、通りがかりの人が出入りする店では
 ないのですが、それでも、できるだけ他の
 犬の居る場所へは感染症予防の為に
 出向きたくなかったので、ワクチンが済む
 まで遅らせました。

 子犬達が全て無事に育ち切るかどうかは、
 出産直後には判断できないので、申請は
 出産直後でない方が良いと思います。
 
 子犬を予約すると、他の子犬に対しての
 興味も湧き、迎え入れの前後は、ついつい
 ショップへ足が向きやすくなりますが、
 それは、ある意味、非常に危険な事です。
 管理の悪いショップにウィルスが潜伏中の
 子犬が居るかもしれません。

 ショップで他の子犬を抱っこしてから帰宅し
 迎え入れた直後のワクチン未接種の子犬に
 触るなど、とんでもないことです。

 


 1月12日(日)  生後45日   A:2840g、B:3380g、C:2880g、D:3440g  

 朝と昼の食事は運動場で食べさせています。大きい組と
 小さい組に分け、少しだけ大きい組のフードの量を多くして
 います。



 左のベビーシッターのシェルティとも、こんな風に遊ぶ
 ようになりました。随分、逞しくなりました。子犬はBです。

 このシェルティは特別に小さく体高(地面から肩まで)が
 31cm弱です。子犬は測りにくいのですが、24〜26cm
 の範囲かと思います。体重は、シェルティは太めなので、
 8kg以上あります。それでも、子犬より脚は細いのです。
 やはり、体高が同じでも大型犬の子供の方が手足が太く
 骨太です。ただ、コリーは同じくらいの体高のゴールデンに
 比べると、かなり骨細です。頭蓋骨の細い犬は、概して
 手足も細いです。



 右に転がっている新聞紙の切レッパシが、喧嘩の元です。
 何でも奪い合って遊びます。左がB、右がA。



 食事は、昨日より、日に3回にしました。
 フードの1回量は、子犬4頭で170g
 一度、かけたお湯を捨て、油抜きをして
 与えています。そのうち、1回量の多さに
 慣れたら油抜きは止めます。まだ、用心の
 ため、ビオフェルミンも与えていますが、
 明日には止めようと思っています。

 食間に、パピー用ドッグビスケットを1枚
 与えていますが、譲渡までには、それも
 止めて、3回の食事だけでやっていける
 ように慣らします。

 朝8時前に運動場へ出し、トイレと食事、
 15分くらいして、サークルへ入れれば、
 勝手にパピーペンへ上がり(踏み台無し)
 眠り始めます。3時間くらいで目を覚まし
 泣き始めるので、また運動場へ。トイレを
 済ませると、走ったりプロレスをしたりして
 遊びます。外気温は6〜10度くらい。
 そして、また、15〜20分遊ばせてから、
 室内へ戻します。また、3時間足らずで
 目を覚ますので、外へ。それから昼食を
 与える場合もありますが、一度室内へ
 戻して与える場合もあります。それから
 次のおネンネの後で、夕方4時くらいに、
 気温が低くなければ、また5〜10分くらい
 出したりします。
 
 大雑把なところ、2時間〜3時間ごとに
 トイレ、7〜8時間ごとに食事、日に4回は
 運動場です。運動場へ出すのは、長くて
 30分、短ければ5分です。子犬の体調と
 お天気次第です。一緒に遊んでやったり、
 合間に手入れをしたりしています。

 ベビーシッターのシェルティとも、けっこう
 対等に遊べるほど、大きく逞しくなった
 ようです。


 オシッコは、運動場の一番奥の新聞紙の
 トイレに行くまで我慢できず、途中でして
 いますが、ウンチは、ほとんど失敗なく
 新聞紙の上にしています。

 夕方、サークル内を覗いたら、新聞紙の
 下に隠すように敷いてあった使い捨ての
 ペットシーツを2枚、引っ張り出して、食い
 千切っていました。一度覚えたイタズラは
 繰り返すので、もう使い捨てタイプは使え
 ません。新聞紙の層を厚くするか、使い
 捨てのシーツではなく、洗えるタイプの
 布シーツを新聞紙の下に隠すように敷くか
 しかないでしょう。

 せっかく、新聞紙=トイレと理解しているの
 ですから、今、表面に布シーツを敷くと、
 区別がいい加減になってしまいます。
 洗える布シーツの方が吸水性が良いの
 ですが、サークル内は新聞紙のままで
 トイレ&遊び場として使わせる事にします。



 1月14日(火)  生後47日   A:3040g、B:3640g、C:3080g、D:3640g

 子犬達の顔が伸びてきました。本当に子犬らしいのは、
 コリーの場合は、生後50日頃までです。あとはグングン
 伸びて、長〜い顔になってきます。一番早い子犬は
 3日後に出発です。航空会社への予約も済んでいます。
 飼主さんも準備を整え、待っていらっしゃいます。
 今まで、色々な経験をさせてきましたが、もうじき劇的な
 環境の変化を、子犬は体験します。でも、この時期の
 子犬の適応力は、生後6ヶ月の子犬よりも大きいのです。


 今日は気温が低くて(といっても8度は
 あります)、おまけに風が強いので、
 朝の運動は10分で切り上げました。

 おやつとして食間に与えていたパピー用
 ドッグビスケットも抜く事にしました

 検便。虫と細菌の両方の検査をしました。
 もしも、病原性の細菌が見つかれば、
 譲渡までに投薬治療をする為に、検便は
 譲渡の前日ではなく、数日前に行うように
 しています。顕微鏡の倍率を変えての、
 虫と細菌の検査をしましたが、どちらも
 異常がなく、ほっとしました。

 ただ、昨晩フードの量を10g増やしたの
 ですが、増量分を大きい2頭に食べさせ、
 出発が近い小さい組2頭は、そのままの
 量にして与えたところ、一番大きい子が
 早食いで、相当量を1頭で食べたようで
 1頭だけ下痢をしました。(食欲は旺盛で
 元気に走り回ってはいますが)

 子犬の下痢は長引くと発育が遅れます。
 それで、獣医師と相談し、短期間で治す
 為に、下痢止めを処方してもらいました。
 (ビオフェルミンは中止)

 虫や病原性細菌が居なくても、過食で
 下痢をする事は、子犬ではよくあります。
 食べるからと言って好きに与えるとか、
 早く大きくしようと焦って増量を急ぐと、
 下痢をさせてしまいます。食べる速度の
 速い子が過食しやすいので、今日から
 4頭別々の器で食べさせる事にしました。

 


 1月16日(木)  生後49日   A:3280g、B:3860g、C:3360g、D:3880g

 初めての耳セットは、おとなしく、させてくれましたが、
 しきりに後肢で耳を掻いています。慣れるまで数日は
 かかるでしょう。
 2週間くらいしたら、飼主さんに貼り替えをして頂かねば
 なりません。耳の軟骨が柔らかいうちでなければ、
 効果は期待できないので、遅くとも生後60日までに
 耳セットを始めなければ、半折れ耳は望めません。
 セットを続けても、折れない子もいます。それでも、
 コリーの愛好家達は、折れる事を願って、2週間ごとの
 セットを続けるのです。



 こんな風に姉妹仲良くふざけていられるのも、あと半日
 です。17日にA、18日にB、C、そして19日にDが出発
 します。犬舎では、若いメスのヒートが始まり、他のメスも
 つられて始まりそうです。もう次の繁殖の準備は始まって
 います。

 この子達全て、良い御家庭に迎えられますので、きっと、
 ただ居るだけの犬ではなく、家族の一員としての勤めを
 果たしてくれるでしょう。セーブルの男の子が生まれれば
 犬舎に残したかったのですが、女の子だけなので、残念
 ながら見送りです。
 この子達の兄のトライが犬舎にいますが、非常に気のいい
 賢い子です。美しい顔をしています。この子達も可愛く賢く
 育って欲しいです。



 一番小さい長女のAちゃんが、明日出発
 します。ここ南国の愛媛と違って豪雪地帯
 です。犬舎での暮らしのように屋外で走る
 事は当分無理でしょうが、先住犬が仲良く
 遊んでくれるでしょう。

 シャンプー&ドライと耳そうじの後で、Aに
 初めての耳セットをしました。犬舎での
 最後の食事の後で、爪切り、ヒゲ切り、
 足裏の毛のカットもします。

 便も良好、発熱もありません。先週の
 パルボの単体生ワクチンから1週間が
 経過したので、かなり抗体価も上がって
 いるはずです。

 翌朝は朝食抜きで出発ですので、夕食は
 やや遅めにし、出発まで10時間以上空く
 時刻に食べさせます。

 下痢の後、思い切ったフードの増量が
 できなかったので、食事は1日に3回で、
 4頭での1回量が180g強です。
 できれば、220gまで増やしたかったの
 ですが、譲渡前なので無理はできません
 でした。
 病院で処方してもらった下痢止めの効果は
 絶大で、飲ませた数時間後に下痢は止まり
 やや軟便だった子も、硬い便になりました。

 同胎犬達と別れると、運動量が落ち、また
 競って食べる相手がいないことで、食欲の
 落ちる子も出てきます。

 空港で積み替える輸送かごには、厚手の
 毛布を敷き、ドッグフードの小袋やワクチン
 の証明証と共に、飼主さんへの伝言メモも
 入れて、もう車に積み込んであります。
 そして、空港まで乗せてゆく同サイズの
 輸送かごも用意できました。30分足らずの
 乗車でも、よだれで汚れてしまうので、
 空港で、よだれを拭き取り、きれいなかごに
 入れ替えるようにしています。


 体高は、26.5〜28.5cmです。


 1月17日(金)    生後50日  

 空港貨物の受付。空港では、機内に積み込まれるまで
 傍についているようにします。ギャンギャン泣き続ける子も
 おとなしくネンネしている子もいます。空港貨物のビル内も
 飛行機の貨物室も空調が整っていて、トラック輸送のように
 熱さ、寒さ、酸欠で苦しむ事はありません。
 計量、書類記入、支払いを済ませた後、やって来た係員に
 防護ネットをかけられ、積み込まれました。



 左端のCと右端のBは耳セットが終わったところです。
 真ん中の、末娘で一番大きいDは19日まで残ります。



 取っ組み合いをしているのは、DとB。奥で、セットした
 ばかりの耳を気にして掻いているのはC。耳セットが
 外れるのは困るのですが、今晩が姉妹たちで遊べる
 最後の日ですから、大目に見るとしましょう。


 朝、運動場へ4頭を出しておいて、朝食を
 抜かねばならないAに分からないように
 他の3頭を1頭ずつ室内へ入れ、食事を
 させました。Aが飲むといけないので、
 水入れは空っぽにしてあります。

 出発直前に、小児用綿棒を肛門に入れ
 浣腸をしました。本来なら便意をもよおす
 まで腸内へ留まるはずの柔らかい便が
 出てきました。これで、車や飛行機の
 振動と緊張感から、腸の蠕動運動が
 激しくなっても、茶色い汁くらいしか出ない
 でしょう。オシッコもほぼ同時にしました。


 AM8:40に、旅の安全を祈願して玄関の
 脇に作ってある犬達の墓に手を合わせ、
 別棟の両親に子犬の別れの挨拶をして
 犬舎を出発しました。空港では、よだれで
 汚れた前脚と胸を濡れタオルで拭き、別の
 輸送かごへ入れ替えました。

 JASの接続便にて、PM:3:30過ぎに
 無事に目的地の空港へ到着しました。
 飼主さんからのお電話では、さほど酔って
 いなかったようです。
 早朝まで到着地の空港が雪で閉鎖されて
 いたので、悪くすればUターンしてくるかと
 心配しましたが、とても天候に恵まれた日
 だったので、ほぼ定刻に到着しました。

 明朝出発の2頭のシャンプーと耳セットを
 終えました。2頭ともANAの直通便なので
 Aよりも負担は軽いはずです。1頭は来舎
 引取りの御予定が、飼主さんの御都合で
 空輸に変更になりました。子犬にとっては、
 不慣れな長距離の車での移動より空輸の
 方が身体は楽です。親犬達の見学は、
 またの機会にお願いしました。

 18日に2頭が出発した後、1頭だけ残った
 Dは、19日の朝まで、たった独りで過ごさ
 ねばなりません。

 実は、パピーペンの隣りには、バリケンが
 あって、そこに母犬のターシャが居ます。
 子犬の事は気になるようですし、子犬達も
 母犬のターシャと他の犬達との区別は
 ついていますが、特に離れているのが
 寂しいといった様子はありません。むしろ
 いつでも何をするのも一緒だった同胎の
 姉妹達と離れるのが寂しいでしょうから、
 BとCが出て行く18日の朝から翌朝まで
 パピーペンの中に、ベビーシッター役の
 シェルティを一緒に入れておく事にします。




   あと3頭を送り出さねばなりませんが、出生から当犬舎での譲渡期間の開始である
  生後50日をもって、この「新生児飼育(冬)」のページの完成とさせて頂きます。
  どの子にも良い御家庭が見つかったのではないかと思います。

   飼主さん達には、健康で賢い良い子に育てて頂く為に、子犬の迎え入れ前の準備や
  成犬になるまでの育て方の全てを画像入りで記したオーナー様限定ファイル約18ページを
  お知らせしておりますし、メールやTELにて飼育相談をお受けしています。

   アフターケアに最大限の努力をしているつもりですが、飼主さんが、どんなに細心の
  注意を払って下さっても、予想もしない突発的な事故に出くわす場合もあります。
  無事に育ってくれる事を心より願っています。
                              2003年1月17日  エアウーマン犬舎




←の画像は、2005年5月2日に
Aちゃんのオーナーさんが送って
下さったものです。
御家族の愛情に包まれて、優しく
可愛いコリーに成長しました。



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